読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

チャレンジなので。懐古中年、Gose on!

無職を続ける、好き嫌いの激しい中年が、メインブログの裏で、こっそりチャレンジを続けて行くブログ。

「ジミー・ライルとランボーナイフ」です。

 みなさん、こんにちわ。水の心です。

今日は「ジミー・ライルとランボーナイフ」です。

ランボー」と言えば、皆さんご存知のスタローンの大ヒット映画です。

f:id:mizuno_cocoro:20150828233807j:plain

  原作小説は、立ち寄った田舎町で、朝鮮戦争に従軍した、町の顔でもある保安官

と、うっかり意地の張り合いをしたために、近隣都市からの討伐隊、州軍、かつて

の上官も巻き込んで、逃亡サバイバルを展開し、再び舞い戻って町をサーチ&デス

トロイし、保安官に重傷を負わせ、最後上官に、ショットガンで始末される、気の

毒な元グリンベレー隊員の小説です。

 

著者は「デビッド・マレル」

原題は「一人だけの軍隊」です。

 映画では、カットされたエピソードもあり、日本の禅に対する理解もあり、読み

物としては冒険小説風なので、興味のある方は一読をされると、また世界が広がり

ます。

 

 そして、映画で使用され、瞬く間に、象徴的なアイテムになったランボーナイフ

と、その製作者ジミー・ライル氏について調べてみました。

 

 ナイフデザイナー、ジミー・ライル氏(1933-1991)は、アーカンソー州、ラッ

セルビル出身、炭鉱夫の父を持ち、11歳の頃には、古いやすりで刃を研磨をし、最

初の自作ナイフを作ります。青年期は、米陸軍に入隊、高校の教師、そして、建築

請負業に従事しました。

 

 1971年にライル氏は、専業としてナイフメーカーを作り

「ジェントルマン・ライル」「アーカンサス・ナイフメーカー」として知られてい

ました。

 その後、ライル氏は、スタローンによって注文された「ミッション」シリーズと

して知られた、ランボー1、2のナイフデザインで特に有名になります。

このデザインは、1980年代、他のナイフメーカーに影響を与え続けました。

 

 ランボーナイフを作る事に加えて、ビル・クリントン知事、レーガン大統領、ニ

クソン大統領、フォード大統領あてに、特別に設計製造したボウイナイフを、プレ

ゼントし、他に、ライル氏がプレゼントしたナイフの所有者は、ジョン・ウェイ

ン、ピーター・フォンダ、フェス・パーカー、ボー・デレク、ジョニー・キャッ

シュがいます。

 

 ライル氏は、1978年のナイフメーカーズ・ギルドの会長に選ばれ、

米ブレードスミス(ナイフ鍛冶屋)協会の初期メンバーでした。

そして、ABSアメリカ船級協会の取締役会役員に選出され、2つの団体の連絡役とし

て働きました。

 彼の「ライル・ロックナイフ」は、1984年にワシントンDCのスミソニアン博物

館に展示され、彼は「ブレード・マガジン・カットラリー、栄誉の殿堂入り」を果

たします。

 

 またランボーナイフについて、その仕様を交渉する際、単なる映画の小道具では

無く、色々な作業が出来る、基本的な道具として設計する様言われ、刃がついてい

る間は、木を切ったり、食物をスライスする事が出来る、基本的なクリップポイン

ト形状のボウイナイフを作り出しました。

 

 ハンドルには、マッチ、ハリ、糸、コンパスを収納する為の、防水の中空ハンド

ルをデザインし、これを採用。中空ハンドルの穴には、ナイフを「槍」や「ヤス」

にする為の棒を、差込んで取り付ける事を可能にしました。

そのハンドルには、仕掛け罠や、釣りをするために使われる、黒色のナイロン線が

巻かれています。

 

 刀身とハンドルの間の「つば」の先端には、+ドライバー(米国での呼称はフィ

リップス・ドライバー)そして刀身の背には、ノコギリ状の刃が標準でついていま

す。ライル氏は、航空機の胴体を切り裂く事が出来ると主張する、440C高炭素鋼の

刃の鍛造を選びました。

 1982年、ランボー(First Blood)でランボー(First Blood) サバイバルナイフ、

続くランボー2でランボー2(First Blood part2)サバイバルナイフをデザイン、

そして映画ランボー3製作の為、オリジナル1、2の「ミッション」(ランボー)ナ

イフと異なった「ランボー3」ナイフを作る為、スタローン氏はライル氏に連絡を取

ります。

 

 スタロ-ン氏は、もっと異国的で大きなボウイナイフを望んでいました。

ですが、ライル氏は、そのナイフを作れず、結果、製造を辞退しなければなりませ

んでした。

 スタローン氏は、その代わりに、ケンタッキー州のナイフメーカー「GIL・

HIBBEN」氏に連絡を取ります。GILは映画のファンでもあり、彼は、ランボーとラ

ンボー3で使われた、有名なナイフのデザインをし続けています。

 

 また、ランボーナイフに関するエピソードとして、ランボー1作目公開後に、子供

の玩具として、粗悪な乱造ナイフが製造されました。それらは、安い価格で5ドル程

度。ハンドルは多くの色のバリエーションがあり、カモフラージュ色も含まれてい

ました。サバイバルキットが特色で、ナイフの刃は本物でした。

玩具として本物のナイフを販売したことが、大人たちの多くの論争の的となりまし

た。

 

 また、1作目の映画で使用されたナイフは、背中の鋸刃に13個の歯が付いていま

したが、映画公開後、ライル氏は、12個の歯が良いと決め、この新しい12個の歯の

バージョンでランボー1ナイフを作り始めました。

 ジョン・J・ランボーの従軍期間が4年、特殊作戦チームの人数が8名で、それを

足した数、その象徴なんだ、と語っています。

 

 ライル氏は、多分、有名な方で、政財界に顔が効き、かなりの大物だったようで

す。そして、デザイナーとしても実力があり、洗練されたナイフデザインは、劇

中、色んな用途で使うシーンが証明しています。

今でも、当時の販売されたランボーナイフには、高値が付いている様で、本数限定

シリアルナンバー入りの物が、その昔、結構な価格で、広告に出ていたと思いま

す。

 

 しかし、ランボーの映画と共に、どんどんナイフが巨大化していって、どう考え

てもカッコ悪くなっていったと思います。映画製作者の中に、センスの悪い人がい

たとしか思えません。

また当時は、何でもかんでもサバイバルナイフの名前が付いて売りに出されてい

て、アンカーが特徴的な「バックマスター」をはじめ、色んな会社が、色んなサバ

イバルナイフを売り出し、終いには、あなたのデザインで作ります、といった製作

会社もあったと思います。なんともリッチな時代です。

 

 そんな思い出も含めて、私たち世代には、非常に懐かしいグッズです。

それでは、また次の更新まで!