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「映画Predatorと俳優」その2です。

 みなさん、こんにちわ。水の心です。

今日は、前回の続きで、映画「プレデターと俳優」その2です。

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  「チカーノ・ポンチョ・ラミレス」を演じた、リチャード・チャベス氏ですが、父親が海兵隊出身で麻薬捜査官。少年時代は、基地で過ごし軍に対して抵抗感はなかったと語ります。

そして196th歩兵旅団へ1970年5月入隊し、1973年に無事帰国しました。

(史実では、1971~72年から帰国作業が始まり、73年でヴェトナムから米軍撤退が完了しました)

 

 帰国後は、大学で演劇を学び、またフィルムアクターワークショップで4年間勉強。1980年、8人のヴェトナム帰還兵と、ヴェトナムでの体験談を出し合って作った、ヴェトナム戦争をテーマにした舞台劇「トレーサー」に出演しました。

 

 映画監督のキューブリック氏、オリバーストーン氏、俳優のジョン・ボイト氏らも、その芝居を観に来ており、舞台「トレーサー」は、その後に続く、ヴェトナム戦争の映画に影響を与えました。

 

「ナム映画の代表作が「プラトゥーン」なら、ナム舞台の代表作は「トレーサー」だった」

チャベス氏は語っています。

舞台「トレーサー」は数多く受賞し、そこから映画界への扉が開けました。

 

 そして映画「プレデター」の出演が決定。

 

そこでは「アーノルド」の、業界でも有名な「イタズラ好き」に遭遇する事になります。

 

「ある時、アーノルドとスタッフが、気味の悪い動物やカエルを、山ほど僕の部屋に置ておくイタズラをしたんだ。死ぬほど疲れて帰って来て、ベッドに倒れこんで電気を付けたら、そこらじゅうにカエルがいたんだよ」

 

 「どえらいカエルの襲撃だーッ!」

「ホテルのロビーを横切って、机に突っ込んで伏せたんだ!」

「そしたらラウンジに居た、アーノルドとみんなは、床に転がって大爆笑さ!」

 

チャベスは、それらを根に持ちませんでした。

それは「意味のある」イタズラだった、と説明します。

 

「アーノルドは究極のプロなんだ。

撮影で、うまく行ってない時や、緊迫した時、彼のユーモアで少々緊張をほぐす事は、時々やらなければいけない事なんだよ」

 

 チャベス氏はとんでもないイタズラの被害者ですが

「僕がアーノルドを取り戻したんだ」と自慢し、イタズラっぽい笑顔を満面に浮かべました。

 

「彼は、日焼けした身体を維持するため、休憩中はズボンを脱いで、シャツも脱ぐんだよ。

ある日、彼は下着のボクサーパンツだけの格好で、大きな、特大の葉巻を持って椅子に座っていたんだ。

そこで僕は、彼に冷たい水をブッかけて、驚いたアーノルドの写真を撮って、

後日「マリアシュライバー(アーノルドの元夫人)との結婚式のプレゼントだよ」と巨大に引き延ばした写真にして、彼にプレゼントしたんだ!」

 

 チャベス氏の話では、ジャングルの撮影はキツかった様なのですが、アーノルドのイタズラで何か楽しい合宿になった様な雰囲気が感じられます。

 

 そして「ディロン」こと、カール・ウェザース氏のプレデター情報ですが、

あまり情報が無く、今年、格ゲー「モータルコンバットX」のダウンロードコンテンツキャラクターとして「ディロン」が使用可能になった事がニュースで出ています。他にも、「ダッチ」「プレデター」が使用可能だそうです。

 

 「ビリー」こと、ソニー・ランダム氏は、

2013年のインタビューで、ビリーの死について、

南カリフォルニア大学のアメフト選手だった「Tim・Rossovich」と、怒った12人との酒場でのケンカから、ヒントを得たと答えています。

 

怒った12人に囲まれた、188㎝120㌔の「Tim・Rossovich」は、窮地に陥っていたのですが、

その時、彼はビール瓶に手を伸ばし、自分の頭をぶん殴りました。

頭から大流血しながら、その大きなボトルを持って振り返り、

「さあ、最初に俺とやるのはどいつだ?」と言うと、12人は死ぬほど怖がり、バーから逃げ出したそうです。

 

 それをソニー氏は現地で提案しました。

逃げるのをやめて、マチェットで胸に傷をつけ「お前が欲しいのは俺の血か?さあ来い、取りに来い!」というシチュエーションにしたのだそうです。

「俺はTim・Rossovichに借りがあるんだよ」と裏話を披露しています。

 

 そして「マック」こと、ビル・デュークのインタビューでは、

メキシコの「プエルト・バヤリタ」でロケをしていた時を語り、

虫や毒のある蛇、サソリ、暑さと酷い環境下だった事、

ホテルから45分かけて、ジャングルの野営地に向かうのに、片側が断崖絶壁の道を慎重に走って行った事、

ケータリングサービスで食事をとっていたが、最初は、業者が虫対策でネットを張っていたけれど、あまりに虫が多過ぎて、毎日食事に入っていたそうで、

「みんな、それぞれ努力していたし、食べ物はそれしかないからね。

5日目には、みんな虫のタンパク質だねって言って食べてたよ」と語っています。

 

 また最初のプレデターのデザインは全く形が違っていて、その中のスタントマンの話を話し、そのスタントマンは、撮影で木の上に上がるまでに2回失神し、スタントマン本人は、脱水症状だと説明しましたが、3度目の気絶により、プロデユーサにより解雇通知されたそうで、それが「ジャン・クロード・ヴァンダム」氏だったそうです。

これまた、なかなかシビアな世界です。

 

 「アンナ」を演じた「エルピディア・カリロ」氏については、

プレデター2で、ビデオ画面に小さく出ていただけでしたが、アーノルドが2への出演を拒否していなければ、2にも出演する予定になっていたそうです。

結局アーノルドの代わりに「ゲーリー・ビジー」氏が出演、エルピディア氏も写真のみに変更されたとの事で、他特にプレデターに関する記事は見つかりませんでした。

 

 また「ホーキンス」を演じたシェーン・ブラック氏は、2014年続編プレデター3の監督になる事がはっきりしました。これからの期待はアーノルドも俳優復帰した事ですし、いろんな形での情報公開が待たれます。

 また、アーノルドのセリフ「ヘリに乗れ!」は、今でも代表的なセリフで、

ユーチューブでも色んな風に使われていて、

"GET TO THE CHOPPER!" - Arnold Schwarzenegger Plays COD

というゲーム実況映像は、FPSゲームのオンライン戦にアーノルドが参加しているという設定の物まねで、これが大爆笑です。

全編インチキオーストリア訛りで「get to the chopper!」とヘリに向かって突進し「Do now! Do now!」「I’ll be back」と言って海に飛び込んだり、これがまた似ているので大笑いです。

 やはり良くも悪くも人気者なんだろうと思います。

 

 ユーチューブで見るシュワルツネッガー氏は、最近ネタ扱いが酷くなってきたのですが、全盛期を知っている者からは、また多く露出してほしい所です。

 それでは、次の更新まで!