チャレンジなので。懐古中年、Gose on!

無職を続ける、好き嫌いの激しい中年が、メインブログの裏で、こっそりチャレンジを続けて行くブログ。

「NazisとUFO」です。

 みなさん、こんにちわ。水の心です。

今日は「ナチスとUFO」です。

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 子供の頃、日本テレビの、矢追純一氏のUFO特番を良く見ていました。

何と言っても、あの特徴的な、猛烈に不安になる、BGM。

  この曲は、1960年のLP「Double Impact」の「Twilight Zone」という曲で、

元々、米国の有名SFドラマ「Twilight Zone」のテーマ音楽なので、不安になって当然です。

 

 日本でUFOを広めるきっかけになった「UFO特番」を作ったのが

矢追純一」氏です。

当時は日本テレビの名物プロデューサーで、なにやら時代の仕掛け人の様な人物です。

 

 UFO墜落のロズウェル事件、アイゼンハワー大統領と宇宙人の密会。

イギリスは麦畑でのUFOの着陸現場、エリア51の秘密。

MJ12、オペレーションブルーブックなどの、米軍内のUFO対策委員会。

キャトル・ミューティレーション、異物の移植に人体実験。

今でもその場面を思い出す事が出来る、衝撃的な番組でした。

 

 ある意味、時代を作り出していった「UFO」なのですが、

なぜか、心霊的な超能力に寄っていくもの、

また、多くの外来宇宙人の分析が始まるものに分かれていき、

肝心の実際に飛ぶUFOの「機構的」なものの研究は、あまり出てきません。

 

 出てきたのは、ロバート・ラザー博士の語る、反物質反応炉と、

反重力装置のハチソン効果のビデオ程度で、UFOの飛行を確実に裏付けする様な説はありませんでした。(これらもまた、信用するには疑惑が多く、判断するのが難しいものです)

 

 また同時に人気のあったのが、落合信彦氏の「20世紀最後の真実」です。

この中で出て来る、ナチスドイツがUFOを試作していたのではないか?

という衝撃の事実。

 

 ドイツのUFO製造説は、20年以上前には、ほぼ定説として広まっており、

懐かしのセガサターンのゲームソフト「ワールドアドバンスド大戦略」では、

ハウニブというUFOが、ドイツ軍の隠しユニットとして登場するまでなりました。

 

 果たして、UFOは存在するのか?

今回参考にしたのは、1996年発行、光栄の「ドイツ空軍計画機1945」です。

 

 内容は、1945年当時の航空機製造会社ごとの背景解説や、各試作機の技術的な解説を集め、とはいっても、全てがほとんど青写真程度の計画機どまりなので、それらをイラストにしたものが多いです。

 センセーショナルな表現では無く、武装、設計などを技術的に解説しているので、トンデモ本というよりは、現実的な兵器解説本に近いと思います。

 

 可変翼や、次世代ジェット機のデザインなどは、当時の航空機製作の技術水準の高さに驚かされますが、ゼンガー博士の「宇宙グライダー」や「垂直離着陸機」では、末期のドタバタぶりが、表わされていて、これまた面白いものになっています。

 

 その本の最終章の「V7計画」実際に検討された”空飛ぶ円盤”では

前述の「20世紀最後の~」でも名前の挙がった研究者の研究をだし、

それに対して、現実的なコメントを付けて行くものですが、その研究のほとんどが、現実にはあり得ないものだ、と結論付けています。

 

 私の推測ですが、いわゆるUFO型の航空機が、当時研究されていたのは確かです。ですが、まったくアマチュアクラブの飛行機製作の域を出ず、また成功したかどうかもわからない。

それよりも、ジェット、ロケット機での、高高度、高速迎撃、攻撃機の開発の方を急いでいた、と思います。

 

 現在あるナチスのUFOに関するものは、すでに都市伝説化しており、

極めて少ない研究の形跡を持ってきて、偽造であることを知りながらも、これを広めて、その世界を楽しんでいる、大人の趣味のようにも思えます。

 

 地球上で最先端である米軍の航空機にも、それらしい航空機は現れず、

反物質を使うなどの超技術革新も停滞している、または不可能である、と思えます。

結果、現実の乗り物として使うのは、かなり難しいのではないか?と思っています。

 

 最近ユーチューブで「Bell Shaped Nazis ufo」(釣鐘型のナチスのUFO)という、また新しいナチスの新しいUFO映像を発見しました。

どうにも何かしら魅力があって、つい覗いてしまいます。

未だに、世界は「ナチスとUFO」に興味津々なのだと思います。

 それでは、また次の更新まで!