チャレンジなので。懐古中年、Gose on!

無職を続ける、好き嫌いの激しい中年が、メインブログの裏で、こっそりチャレンジを続けて行くブログ。

「ラ・ソウルジャー(La・soldier)」です。

 みなさん、こんにちは。水の心です。

今日は趣向を変えてセーラームーン・ミュージカルのテーマソング

「ラ・ソウルジャー(La・soldier)」です。

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 私は、1980~90年代の洋、邦楽をインターネットで発掘して楽しんでいます。

今まで聴いた事のない曲の発見。

耳にはしていたが、曲名を知らなかった曲。

これらを少ない記憶からYoutubeでたどり探すのです。

 

サビがCMで使われた曲や、各国のカバー曲、完成前のデモ曲、バージョン違いの曲などの発掘作業は、非常に興味深く面白いです。

 

PENICILLINの「Romance」

アニメ「凄いよ!マサルさん」の主題歌ですが、メロディの良さや、ビジュアルバンド独特の歌唱法に驚きました。婦女子大興奮当然至極也です。

 

Kouji1200こと、今田耕司氏の「ナウ ロマンティック」

ジャンルはテクノ?

今田氏の唄というか、セリフというか、これがクセになります。(2014年に吉本の藤井隆氏、椿鬼奴氏、レイザーラモンRG氏がカバーしています)

 

ポケットビスケッツの「Yellow Yellow Happy

当時はブラビが好きで、あまり聴いていませんでした。藤本千秋氏の投げる様な歌い方は、なんともアレですが、かなり作り込まれていると思います。

 

 そして、この「ラ・ソウルジャー」

再放送の無印セーラームーン一作目の輪廻転生の最終話に感動し、アニメのS位までは視聴していたのですが、この曲は全く耳に引っかからず、今回ヒョッコリ発見。

数回聴くとハマってしまった、という次第です。

 

非常に心に響くメロディから調べてみると、

作詞:「冬杜花代子」氏、作曲:「小坂明子」氏でピンときました。

劇場版セーラームーンR主題歌「Moon Revenge」作詞作曲のコンビなのでした。

これは大当たりです。

cocoro-hobbies.hatenablog.jp

  「ラ・ソウルジャー」の発売は1993年8月。その同年同月に始まった「セーラームーン・ミュージカル」(略してセラミュ)のテーマソングとして発売されました。(アニメ劇場版Rは同年12月公開)

 

初回収録盤はマキシシングル、いわゆる8㎝CD、長細い紙ジャケットでの発売。

ボーカルの4人は、TV朝日のバラェティ番組「桜っ子クラブ」のアイドルグループ「桜っ子クラブさくら組

 

38人いた「桜っ子クラブ」の中の

 大山アンザ氏(セーラームーン

 森野文子氏(マーキュリー)

 中山博子氏(マーズ)

 かのこ氏(ジュピター)

 鈴木奈々氏(ヴィーナス)の4人が、歌唱。

各人セーラー戦士としてミュージカルに出演しています。

 

 歌詞は、当然、女性が主人公。

愛する人と出会い、愛を知って変わる私。

例え、離れたとしても、また出会う。

恋を戦いとするならば、その中で、華麗な戦士となる私。

という感じの歌詞です。

 

 劇場版Rの「Moon Revenge」もそうですが、視点が女性で、かなり強烈。

アニメソング・アルバム「Sailor Moon R~未来に向かって~」などから思い浮かぶ、恋に恋して、恋に悩む少女のイメージとは全く違う、女性の情念あふれるリリックが展開されています。

 

この冬杜氏と小坂氏の曲を聴くと、毎回「女って怖ェぜ!」と思います。

 

 また、この歌詞で曲がドギツクならないのは、歌うのが「さくら組」というアイドル少女達で、その幼い声が、何かを「中和」しているのだと思います。

多分、演歌歌手の様な艶のある大人が歌うと、凄みが出そうな気がします。

(かなり良い曲なので、CDでのユニゾンでの斉唱より、パート分けした方が・・・と思ったりもします)

 

そして、この曲中に変わった効果音が入ります。

「オオカミの遠吠え」です。

 

メタル音楽の「オジー・オズボーン」さんの曲に「Bark at the Moon」(月に吠える)という曲もあり、月に向かって吠えるオオカミを、皆さん簡単に思い浮かべられると思います。

そこから膨らませるならば、愛で野性がムキ出しになった戦士たちの「雄たけび」をイメージした効果音なのか?と想像したりします。

 

 ギターパートも、ソロがあったり、難しそうなカッティングが、シンセサイザー等の後ろに隠れながらも、チラホラ見えます。

多分時期的に「Moon Revenge」と同一のスタジオミュージシャンかも知れない。

他にも、ドラムスネアが印象的に効いていたり、様々な効果装飾音で曲に深みが出ています。

私は、ギター、ベース、キーボード、ドラムの4人編成のメタルばかり聴いているので非常に新鮮に聞こえます。

 

 カップリング曲は「セーラーWar!」

こちらは、作詞:「冬杜花代子」氏、作曲:「つの ごうじ」氏で、セーラー戦士達の「戦う決意」が歌われます。

この「セーラーWar!」、セーラー戦士達の行進曲の様な感じです。

 

この曲を聞いた時に思い出したのが、

f:id:mizuno_cocoro:20160601141146j:plain<画像は手持ちのEP盤>

円谷特撮ウルトラマンタロウのB面「ウルトラ6兄弟の唄」や、ウルトラマンレオのB面「MACのマーチ」です。

防衛軍をテーマにした曲は、メジャーからマイナーへの転調が、異常に決まっている曲が多く、名曲揃いです。

聴いているうちに、これらを思い出しました。

 

(また「つの ごうじ」氏作曲作品で、聖闘士星矢「女神の子守歌~Lullaby」もかなりの名曲です)

 

 更に、今回特筆する点は、その中古流通価格です。

「Moon Revenge」マキシシングルが、93年の販売価格が900円。

この「ラ・ソウルジャー」マキシシングルも同価格だったとして、2016年5月末Amazonでの中古価格が「最低でも」4,365円。

 

なんと4.85倍。

 

中古価格20,000円超の値付けもあります。

新品価格だと、2015年の33,000円から値下がりして、現在13,500円。

 

猛烈に、資本主義原則が働いています。

 

多分、生産数が少く、流通絶対数が少ない事と、ミュージカル人気が出た事によって、品薄高値を呼んでいるだと思います。

他の初期ミュージカル系も、レア盤の如く、いい値段が付いている様です。

 

(またアニメ版の「メモリアル・ソング・ボックス Limited Edition」は、新品価格で198,000円!ホンダのスーパーカブ・原付バイクとほとんど同価格です。希少価値のある物は、凄い値段が付いています)

 

 ミュージカルの内容について、インターネットで追うと、脚本演出等あまり評価は高くない感じなのですが、宝塚同様、根強いファンがいる様子で、当時、隆盛を誇ったセラムンブームを感じます。また、アニメのファン層とはちょっと違うのかな?という感じがしました。

f:id:mizuno_cocoro:20160601142632j:plain<画像は、VHSビデオの劇場版RとS、RのシングルCD>

(当時のブームは、バブル景気も手伝ったのか記録的で、外出着の女児用エターナル・セーラームーン・ワンピースも商品展開されており、着てるチビッコを見た事があります)

 

 そんなミュージカルの映像は現在でも視聴出来、

そのマキシシングルの初期メンバーが歌うYoutubeの動画

「1993 - Sera Myu - La Soldier Intro」

を見ると、ベタの「昭和アイドル風」振り付けで歌っているのですが、何か惹かれる魔力があり、私も踊ってみたくなります。

 

大山アンザ氏の、足でリズムを取る事は、非常に重要な事ですヨ。

などと思いつつ、今回は、いつもの旧軍ボヤキブログから思いっきりハミ出し、おススメCD紹介という事で書いてみました。

それでは、次の更新まで!