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チャレンジなので。懐古中年、Gose on!

無職を続ける、好き嫌いの激しい中年が、メインブログの裏で、こっそりチャレンジを続けて行くブログ。

「ヒトラーとロンギヌスの槍」です。

書籍

 みなさん、こんにちわ。水の心です。

今日は、角川春樹事務所1998年発行「ハワード・A・ビュークナー」氏「ヴィルヘルム・ベルンハルト」氏共著

ヒトラーロンギヌスの槍」です。

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 ビュークナー氏は、第二次大戦中、米軍の軍医として従軍。

ヴィルヘルム氏は、Uボート530の乗組員で、ドイツ敗戦から2か月後ドイツ本国から遠く離れたアルゼンチンに投降した、Uボートの乗組員です。

 

 本は、薄い文庫本ですが12章からなり、

ロンギヌスの槍の歴史的解説。

キリストとの関係。

聖遺物としてのロンギヌスの槍の本当の意味。

そして、若きヒトラーと聖槍の出会いについてが書かれており

 「聖槍を所有し、その力を理解するものは、良かれ悪しかれ世界を支配する」

という伝説を信じたヒトラーは、その為に国家社会主義ドイツ労働者党で活動し、政権を取るために動いていた、という歴史オカルトドキュメントです。

  が、話はそこで終わらず、聖槍の使い方を解明できなかったヒトラーは、世界を手に入れる事が出来ず、敗戦が近づくと聖槍を南極に隠ぺい。

(その際、聖槍を輸送したUボート乗組員が、著者の一人「ヴィルヘルム」氏です)

 

  そして、最終章。

戦後から34年を経て1979年。

新たなる「聖槍の騎士団」と呼ばれる団体が、ナチスの再興と世界を手に入れる為、南極に聖槍を発掘しに行く、というドキュメンタリーになっています。

 

 また、謎の多いヒトラー総統の最後についても、この本では推測され、

ベルリンを囲んだ赤軍の砲撃によってヒトラーは死亡。

エバ・ブラウンも後を追い自殺。

二人の遺灰が南極に隠された、とするもの。

 

  また、共著者のUボート乗組員「ヴィルヘルム」氏の話では、アルゼンチンへの脱出行の際に、ボルマン元官房長官と、ゲシュタポ長官ミュラーが乗艦していたと思われる出来事があり、もしかすると「総統」も乗艦していたのではないか、と推理しています。

 しかし、残念ですが「真相は闇の中である」と結んでいます。

 

 wikiには、ナチスの要人ミュラーとボルマンの行方について、やはりベルリン陥落の際の混乱で死んでおり死体も発見された、とありますが正直それにも疑問が残っているそうです。

 また、各国も捜査に動いていたが、大戦後始まった米ソ冷戦の中で、次第に2人の存在は埋没していき、結局見失ってしまった説。

 そしてやはり、どこかの国家によって隠され保護されていたのではないか?という説。

どれも未だに決定打が無い状況です。

 

 この本の刊行から17年経ちましたが

「聖槍の力によるナチスの再興」はあったのか?というと、米国の没落と中国の台頭、ロシアの不気味な圧力という、世界の新たな混乱は始まったとは思いますが、

聖槍の力で世界の混乱から収束に向かっている、とは思えず、

ましてやナチスが名乗りを上げているわけでもないので、未だ、計画は進行中、

という所なのだろうと思います。

 

 実際は、私が生きているうちに、現在の国連常任理事5大国による支配がひっくり返ることは無いと思われます。

 

 正直、かなりキワモノな部類の本になるのですが、この

「ハワード・A・ビュークナー」氏を調べてみると

 

ダッハウ(収容所)の虐殺」という米軍によるダッハウ強制収容所の解放時、

正式に武装解除し投降した、ドイツ収容所職員及びドイツ軍捕虜を、米兵が虐殺した事件で、「ビュークナー」氏は、第157連隊第3大隊付軍医「ハワード・ブフナー」(単なる発音の違いだと思います)大佐として現場におり、米兵による虐殺現場を目撃。

その虐殺した人数を証言した、とありました。

(この証言人数が、後年問題になった様です)

 

 ビュークナー氏は、虐殺後まだ息のあったドイツ人捕虜の医療義務を怠った、として軍法会議の為調査を受けましたが、結局この戦犯虐殺事件は、パットン将軍によって握りつぶされた様です。

 

 虐殺事件についてビュークナー氏は

「Dachau: The Hour of the Avenger : An Eyewitness Account」

ダッハウ:復讐者の時間:目撃者の情報)という本を書いており、今回上記の「ヒトラーロンギヌスの槍」と合わせて2つの著作が確認できました。

 

 他に、この「ヒトラーロンギヌスの槍」に言及した米のサイトがあり、

南極大陸には、不凍湖や山脈が存在し、そこに3層で出来た(1層の深さが)深さ20㍍70階の地下坑道が作られ、8マイル(12.9㎞)四方に渡って、ディーゼルエンジン以外の動力と、電力をストップさせる、未知のエネルギーを放射していた。

そのおかげで、今まで写真にも撮られず、爆撃もされなかった。

(リチャード・バードマン少将の大戦終結直後の南極大陸侵攻ハイジャンプ作戦に言及していると思われます)

そのエネルギーは、上空9144㍍を飛ぶ飛行機のエンジンにまで影響した、と書かれていました。

 

  その場所は、60年間にわたって噂となっており、コードネーム「ステーション211」と呼ばれているそうです。

 

 このサイトには、ビュークナー氏とヴィルヘルム氏の「ヒトラーロンギヌスの槍」に出てくるものは架空の名前ばかりで、薄々感づかれ始めていたナチスの要塞「ステーション211」を隠ぺいするために、全てをでっちあげて作った創作ではないか?と書かれていました。

 

 Youtubeで「ステーション211」を探すと「ナチスかエイリアンか?」と、不凍の黒い山に大きな洞窟が開いている「GoogleEarthの画像」が出てきます。

 

 そして、そのサイトの中に出てきた単語「Charite Anlage」で調べると、これまた

ナチスの釣鐘型UFO」が出て来る始末で、どんどん謎が謎を呼び、真実から遠ざかっている様な気がします。

 

 ビュークナー氏は、何のためにこの本を出版したのか、非常に悩むところです。

隠ぺいの為か、大衆に向けた警鐘の為か。

そもそも、出版する事によってビュークナー氏に何らかの恩恵があったのか・・・。

違う意味で、非常に怪しく、謎の多い人物である事がわかりました。

 

 ですが、聖槍の生い立ちから聖遺物になるまで、それをめぐる十字軍についての記述は、非常にわかりやすく、面白く勉強になる読み物だ、と思うので、聖槍の歴史に興味のある方は、読んでみられてはいかが?と思います。

それでは、次の更新まで!