「気軽にM65フィールドジャケット」です。
みなさん、こんにちは。水の心です。
今日は「気軽にM65フィールドジャケット」です。
とうとう12月に突入し、今年ももう少しで終了です。
防寒にも気を使う季節になりました。そんな中かつて着ていたジャケットを思い出しました。
そいつの名前は「M65フィールドジャケット」
私はかつて2着持っていました。1着は高校生の時に購入したのですが、サイズ選択に失敗し、私は身長170㎝なのですが、Mサイズを購入。
さすがにデケェです!
衣類の通販はサイズ合わせが難しいのです。
その後、高校卒業後にSサイズを購入。これは、しっくりきました。
製造元はゴールデンフリース社。
価格は12000円程度で、当時はゴールデンフリース社製ばかり出回っていたと思います。
他にも
「M43フィールドジャケット」
「M51フィールドジャケット」
「タンカースジャケット」のレプリカが製作されており、1万円超程度で市場に出ていました。今ざっと調べましたが「タンカース」はあるけど、他はあんまり無い様です。
そしてM65といえば「ジョン・J・ランボー」です。
映画の中では「US ARMY」のネームパッチと、波打っている「アメリカンフラッグ」が、胸にはり付けてありました。
私も2枚揃えてはっていました。・・・若気の至りです。
このM65の設計は軍の規格をクリアしているので、かなり実用性が高く、
まず襟元を立たせる事によって、首から風の侵入をカットする事が出来ます。その留め具はベルクロ(マジックテープ)なので、手袋の上からでも1動作で襟元を開ける事が可能。
襟の後ろにはフードが内蔵されており、開けて見たところペラペラの綿製で、ジャケット本体との接合部は、なぜか伸びるゴムジャージでした。
緊急用という感じです。
確かM65専用で別売りフードが販売されていました。コヨーテの毛でボアが作られたものはレア品扱いでした。
前面ジッパーもゴツく、更にそのジッパーを上げた後、合わせの部分がスナップボタンで首から胸、裾まで止まる様になっていたので、すきま風も入りません。
手首の袖はベルクロで締められました。
面白いのは、袖口の内側に三角の生地が畳まれていて、それを広げると手の甲をカバーする事が出来ました。
寒い時にはそれを出して、手の甲を隠すのです。
あのデザインは初めて見たもので、非常に面白いアイデアだと思いました。
胸と腰のポケットも大きく、フラップはスナップボタンで止める事が出来ます。
ジャケットの裏生地は、綿のリップストップ生地がはってありました。内部の胴回りには調節用のヒモが入っていて、それを絞る事によってシルエットがスリムになります。
またジャケットの裾にもゴムヒモが通っていて、これも裾回りを絞る事が出来ました。
また、ジャケットの内側に「丸いボタン」が付いており、何なんだろうと、不思議に思っていたのですが、それは「ライナー」を固定する為のボタンだったようです。
「ライナー」とは、ジャケットの中に着る「肉じゅばん」の様な防寒具で、付ける事で、より厳しい寒さに対応出来る事になります。
私は購入しなかったのですが、知人が購入して部屋着として使用していました。
相当あたたかいそうです。
現在、4000円程度でレプリカが大量販売されており、今度M65を購入する時には欲しいと思っています。
かつて購入したゴールデンフリース製のM65は、長い間使用すると、表面がケバ立ち、色も日焼けして黄色っぽくなりドンドン貧相になった様な気がします。
「綿」と「ポリエステル」50%50%混紡生地の為そうなったのか?と思います。
現在、Amazonで販売されているM65は
「ロスコ」社製
「ヒューストン」社製
「アルファ」社製が多いと思います。
(リンク先商品は、軍納品工場で作られたOD色単一の商品で、材質はオリジナル同様、綿とナイロン50%50%で、デザイン規格も同様と思われます。価格もお手頃。入門編として最適だと思われます。)
ロスコ社は価格が安くお手頃です。
種類も100%綿製M65をウオッシュ加工した物、ソフトシェル、通常タイプと3種類はあるようです。
ヒューストン社は、
76年の映画「タクシードライバー」の主人公「ビックル・トラビス」仕様で、2万円超!
映画と全く同じ仕様で、キングコング師団という架空の部隊章と、ストーリー上、大きな関わりのある大統領候補の選挙スローガン「We Are The People」という、選挙グッズの大きなバッジが付いています。
そしてどうもライナーが付いているようです。
アルファ社も2万円越え。
こちらは色の選択肢が非常に多く、タイガー、デザート、ツリー迷彩など計7種類あります。
(2016年3月30日現在、WWⅡの独軍に強いミリタリーショップ「S&Graf」で、軍用として中東向けに作られたが、納品がキャンセルになった、という、薄い生地で作製されたOD色の「M65スタイル」ジャケットが販売されています。薄手のライナーも付属しており、お値段がかなり安く、これも気になっている商品です)
また基本的にM65は撥水加工はしてあっても「撥水生地」では無い為、加工が取れたり、長時間雨に濡れていると、水を吸って重くなると思われます。
対策としては新品のうちに、傘用の防水撥水スプレーをかけておくと良いのではないか、と思います。
その際、スプレー成分を吸い込むと死亡する危険がありますので、換気には要注意で。
84年の映画「ターミネーター」でのパンク仕様のベージュのM65。
98年のエメリッヒ「ゴジラ」での、袖を切り落としてベストにして革ジャンの上から着る方法。
05年のTVドラマ「スーパーナチュラル」主人公「ディーン・ウインチェスター」が着ている黒のM65。
次買うのは黒のM65かな?と思います。
ガッチリした作りにオリーブドラブ色なので、物を知らない人が見ると「ドカジャン」を着た作業員に間違われる可能性が大ですので、ファッション性を高める為、パーカーを中に着るとか、好きなパッチを張り付けるとかした方が良いかも知れません。
あと、結構重くズッシリしており、決してフンワリ軽いものでは無いので、そこには注意だと思います。
そんなM65フィールドジャケット、ミリタリー衣類の入り口として購入されてはいかがでしょうか?
それでは、また次の更新まで!